UNIXコマンドとは、UNIXおよびUNIX系のオペレーティングシステム(LinuxやmacOSなど)で使用されるコマンドのことを指します。
これらのコマンドは、ファイルやディレクトリの操作、システムの管理、ネットワーク操作など、幅広いタスクを実行するために用意されており、ターミナル(CLI:コマンドラインインターフェース)から入力して操作します。
UNIXコマンドの特徴
シンプルで短い
UNIXコマンドは、多くが1~2文字の短いコマンドです。
例えば、ls(ディレクトリの内容表示)、cp(ファイルのコピー)、rm(ファイル削除)など、短いコマンドで簡潔に目的を達成できます。
パイプやリダイレクトが使える
UNIXコマンドは、複数のコマンドを組み合わせたり、コマンドの出力を別のコマンドの入力に渡したりすることができます。この機能によって、複雑な処理も簡単に記述できます。
高い柔軟性と汎用性
各コマンドには多くのオプションが用意されており、ユーザーが用途に応じて細かく制御できるようになっています。また、UNIXコマンドは単一の目的に特化していることが多く、組み合わせることで強力な処理が可能になります。
よく使われるUNIXコマンドの例
ls:ディレクトリ内のファイルやフォルダの一覧を表示する。
cd:ディレクトリを移動する。
mkdir:新しいディレクトリを作成する。
cp:ファイルをコピーする。
mv:ファイルを移動または名前を変更する。
rm:ファイルやディレクトリを削除する。
chmod:ファイルやディレクトリのパーミッション(権限)を変更する。
cat:ファイルの内容を表示する。
grep:指定した文字列を含む行を検索する。
find:ファイルやディレクトリを検索する。
UNIXコマンドも含む基本的なコマンドの意味と使い方をもっと知りたいという方は、下記の記事をご覧ください!
まとめ
UNIXコマンドは、慣れると強力で効率的に作業を進めることができるため、システム操作やプログラミングにおいて重要なスキルとなります。
これから業務でコマンドを使う人は、必ずと言っていいほど使うことになると思うので、
まずは、先ほど挙げたよく使われるUNIXコマンドの例にあったコマンドを中心に実際に使って覚えてみたください!!