”ls -l”で出てくる情報って何?

コマンド

”ls -l”を実行すると表示される「drwxr-xr-x+」や「4」のような情報が何を意味しているのかは皆さんご存知でしょうか?
今回は、それぞれの項目について一つずつ解説していきます!

簡単なコマンド説明

ls -l コマンドは、ディレクトリやファイルの詳細情報をリスト形式で表示します。
表示される内容には、ファイルの種類や権限、所有者、サイズ、更新日時などが含まれます。

$ ls -l
drwxr-xr-x+  2 user  staff   4096 Oct 27 10:39 documents
もう少し詳しい情報は、記事をご覧ください!!

各項目の意味

ファイルタイプと権限(例: drwxr-xr-x+)

ファイルの種類

記号説明
-通常のファイル
dディレクトリ
l シンボリックリンク

■権限の表記法
(パーミッション:コンピューターやサーバーにおいて、ファイルやディレクトリに対するユーザーのアクセス権を指す言葉)

記号数値説明読み取り (r)書き込み (w)実行 (x)
-0権限なし×××
--x1実行のみ××
-w2書き込みのみ××
-wx3書き込み実行×
r--4読み取り××
r-x5読み取り実行×
rw-6読み書き×
rwx7読み書き実行
「rwx」の右から順番に、何番目に何個丸がついたかで考えると簡単です!

■権限の数値表記と意味

所有者の権限・グループの権限・その他のユーザーの権限の3つずつの数字の組み合わせが、
どの数字になるかで権限を指定するコマンドの数値が変わってきます。

数値所有者の権限 (owner)グループの権限 (group)その他のユーザーの権限 (others)説明
777rwxrwxrwx全員が読み書き実行可能
755rwxr-xr-x所有者は全権限、グループとその他は読み取り・実行のみ
644rw-r--r--所有者が読み書き可能、グループとその他は読み取りのみ
700rwx------所有者のみ全権限、グループとその他は権限なし
600rw-------所有者のみ読み書き可能

※ 「+」アクセス制御リスト(ACL)が適用されていることを示します。

リンク数(例: 2)

このファイルやディレクトリが持つハードリンクの数。
ディレクトリの場合、この数にはそのディレクトリとサブディレクトリの親ディレクトリ 「..」 も含まれます。

所有者(例: user)

ファイルやディレクトリの所有者のユーザー名が表示されます。

グループ(例: staff)

ファイルやディレクトリが所属するグループの名前です。

ファイルサイズ(例: 4096、521、10240)

ファイルやディレクトリのサイズをバイト単位で表示します。ディレクトリの場合は、ディレクトリ構造そのもののサイズが表示されることがあります。

最終更新日時(例: Oct 27 10:39)

ファイルやディレクトリが最後に更新された日時です。「月 日 時刻」の形式で表示され、通常は 6 か月以内のファイルには「時刻」が、6 か月以上前のファイルには「年」が表示されます。

ファイル名(例: documents, notes.txt, script.sh)

ファイルやディレクトリの名前。

まとめ

パーミッションについては、特に初めのことは見落としがちなものだと思いますが、
実行権限がないばかりに、エラーが出ていた・・・なんてこともしばしばあります。

覚えてしまえば、そこまで難しいものではないので、
確認する癖修正の仕方を覚えて、自分の望むように変えられるようにできるといいと思います!

覚えることばかりで大変・・・という方も権限が原因でエラーになった時に、
という時に、パーミッションや権限などのキーワードで調べられるようになってると良いですね!!

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