プログラム中に直接書かれている固定された値のこと。
変数や定数のように名前が付けられているわけではなく、「その値そのもの」を表します。
例)
int x = 10; // 10 が整数リテラル
double pi = 3.14; // 3.14 が浮動小数点リテラル
char c = ‘A’; // ‘A’ が文字リテラル
String s = “Hello”; // “Hello” が文字列リテラル
boolean b = true; // true が真偽値リテラル
主なリテラルの種類(Java)
-
整数リテラル
例:0
,42
,-100
→ 型はint
が基本。末尾にL
を付けるとlong
型になる(例:100L
)。 -
浮動小数点リテラル
例:3.14
,-0.5
→ 型はdouble
が基本。末尾にf
を付けるとfloat
型(例:3.14f
)。 -
文字リテラル
例:'A'
,'あ'
→ シングルクォートで囲む。型はchar
。 -
文字列リテラル
例:"Hello"
→ ダブルクォートで囲む。型はString
。 -
真偽値リテラル
例:true
,false
→ 型はboolean
。 -
nullリテラル
例:null
→ どの参照型にも代入可能(ただしプリミティブ型には不可)。
要点
・「リテラル」=「その値を直接書いたもの」
・数値や文字、文字列、真偽値など種類ごとに書き方が決まっている
・変数や式ではなく、固定された値をそのまま表す