Dockerの基本的なことは、下の投稿で説明しているので、ぜひご覧ください。
今回は、CLIのみでDockerを使用する方法を解説していきます!!
※Macでの方法をメインにしているので、Windowsの方はご注意ください
CLIのみでDockerを使いたい(Docker Desktopなし)
Docker Desktopを使わずに、ターミナル(コマンドライン)からDockerを動かす方法を説明します。
CLIとは?
CLI(Command Line Interface)は、コマンドラインで操作するインターフェースのことです。
Macでは「ターミナル」アプリを使ってCLIで操作できます。
Docker DesktopはGUI(Graphical User Interface)を持つアプリですが、CLIだけで動かすこともできます。
環境構築の仕方
1. Homebrewをインストール(未インストールの場合)
まず、MacにHomebrewがインストールされているか確認します。
brew --version
Homebrewが未インストールの場合は、以下のコマンドでインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
その後、パスを設定します(Intel Macの場合)
echo 'eval "$(/usr/local/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
eval "$(/usr/local/bin/brew shellenv)"
M1/M2 Macの場合は以下のコマンドを実行します。
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
2. 必要なパッケージをインストール
DockerのCLIツールと、Docker Engineを仮想マシンで動かすcolima
をインストールします。
brew install docker docker-compose colima
docker
: DockerのCLIツールdocker-compose
: 複数のコンテナを管理するツールcolima
: Mac上でDocker Engineを動作させる軽量な仮想マシン(Docker Desktopの代わり)
3. Colima(Docker Engineの代替)を起動
Colimaを起動してDockerの環境を作成します。
colima start
オプションを追加して、メモリやCPUを指定できます。
colima start --cpu 2 --memory 4
これにより、2CPU、4GBメモリの仮想環境でDockerが動作します。
4. Dockerが動作しているか確認
以下のコマンドでDockerのバージョンを確認できます。
docker --version
コンテナの一覧を表示するには、以下を実行します。
※コンテナをスタートさせていない状態では、-aをつけないと表示されないので注意してください
docker ps
テスト用のコンテナを実行して、Dockerが正常に動作するか確認します。
docker run hello-world
Hello from Docker!
と表示されれば、正常に動作しています。
5. Colimaを自動起動させる(オプション)
毎回手動でcolima start
を実行するのが面倒な場合は、Mac起動時にColimaを自動起動するよう設定できます。
mkdir -p ~/Library/LaunchAgents
ln -sf $(brew --prefix)/opt/colima/homebrew.mxcl.colima.plist ~/Library/LaunchAgents/
launchctl load ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.colima.plist
これで、Macを起動するたびにColimaが自動で開始されます。
6. Colimaを停止する方法
Dockerを使い終わったら、仮想環境を停止できます。
colima stop
仮想マシンを削除したい場合は以下のコマンドを実行します。
colima delete
WSLは使えないの?
WSL(Windows Subsystem for Linux)はWindows専用の機能なので、Macでは使用できません。
MacでDockerを動かす場合、以下の方法が主流です:
- Docker Desktop(GUIあり) →
brew install --cask docker
- Colima + Docker CLI(GUIなし) →
brew install docker docker-compose colima
WindowsではWSL2を使ってDockerを動かせますが、Macでは代わりにColimaやLimaが仮想環境として使われます。
まとめ
- Homebrewをインストール
docker
,docker-compose
,colima
をインストールcolima start
でDocker Engineを起動docker run hello-world
で動作確認- 自動起動設定(オプション)
colima stop
で停止可能
Docker Desktopを使わずに、完全にCLIだけでDockerを動かせます!
仮想マシンを削除することもできるので、一度試しに使ってみるのもいいですね