今回は、「AWS（Amazon Web Services）」について、初心者の方でも分かりやすく解説していきます。もし「クラウドって何？」と思っている方も、この記事を読み終わる頃には理解が深まっているはずです。
そもそも「AWS」って何？
AWSは「Amazon Web Services」の略で、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。簡単に言うと、インターネットを通じてサーバーやデータを保存する場所を借りたり、アプリケーションを動かしたりするためのサービスのことです。
たとえば、個人のパソコンや会社のサーバーでデータを管理する代わりに、AWSのようなクラウドを利用すれば、世界中のどこからでもアクセスでき、必要な分だけリソースを使えるようになります。
クラウドって何？
クラウドとは、インターネットを通じて提供されるサービスやリソースのことです。昔は、自分でサーバーを購入して管理しなければなりませんでしたが、今ではAWSのようなクラウドサービスを使うことで、物理的なサーバーを持たなくても、簡単にインフラを利用できるようになりました。
クラウドの3つの特徴
- スケーラビリティ：必要に応じてサーバーの容量や性能を増やしたり減らしたりできる。
- コスト効率：使った分だけ料金が発生するので、無駄な費用がかからない。
- アクセスの柔軟性：どこからでもアクセスできるので、リモートワークやグローバルな展開にも対応できる。
Ami・パソコンやスマホの中ではなく、インターネットの向こうにある大きなデータの倉庫（例えば、写真や動画をスマホに入れなくても、クラウドに置いておけば、別のスマホやパソコンからでも見ることができます）
・データにさまざまな端末からアクセスできる
・複数人で共有・編集できる場合もある
つまり、クラウドとは 「自分の機械ではなく、ネット上の箱にデータを置いて自由に使える仕組み」 だとイメージするとわかりやすいです。
有名なクラウドサービス
- Google ドライブ
-
Google が提供するクラウド上の保存場所。ファイルを保存したり、他の人と共有したりできる。
- Dropbox
-
写真や資料をクラウドに置いて、どの端末でもアクセス可能。
- iCloud
-
Apple のクラウド。iPhone や iPad、Mac でデータを同期できる。
- AWS
-
企業向けのクラウドで、ウェブサイトやアプリのデータを保存したり動かしたりできる。
AWSが人気な理由
では、なぜAWSがこんなに人気なのでしょうか？理由はいくつかあります。
1. 豊富なサービスの種類
AWSは200以上のサービスを提供しており、例えばサーバー、データベース、ストレージ、AI・機械学習、セキュリティなど、幅広いニーズに対応しています。
これらを組み合わせることで、自分のプロジェクトやビジネスに最適な環境を作ることができます。
2. 信頼性と安全性
AWSは世界中にデータセンターを持っており、高い可用性とセキュリティを確保しています。
データのバックアップや災害時の対策もしっかりしているので、企業が安心して利用できるのです。
3. コストの柔軟性
AWSは従量課金制なので、使った分だけ支払います。たとえば、ウェブサイトのトラフィックが少ない間はコストを抑え、忙しい時期にはサーバーリソースを増やすといった使い方が可能です。
AWSの代表的なサービスを紹介
ここでは、AWSでよく使われる代表的なサービスをいくつか紹介します。
Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）
EC2は、インターネット上に仮想的なサーバーを立ち上げることができるサービスです。自分のコンピュータの代わりに、AWSのサーバーを使ってアプリケーションを動かしたり、ウェブサイトを運営したりできます。
Amazon S3（Simple Storage Service）
S3は、データの保存を目的としたクラウドストレージです。画像や動画、データベースのバックアップなど、様々な形式のファイルを大量に保存できます。使い方もシンプルで、個人でも企業でも広く利用されています。
Amazon RDS（Relational Database Service）
RDSは、データベースを簡単にセットアップし、管理できるサービスです。MySQLやPostgreSQLなど、一般的なデータベースをすぐに使い始められるので、データ管理が楽になります。
AWSを使うには？
AWSを使うためには、まずAWSのアカウントを作成する必要があります。
公式サイトにアクセスして、アカウントを作成し、無料で使える「フリーティア」から始めるのがおすすめです。
AWSには無料で使える範囲も広いので、まずは試してみるのが良いでしょう。
初めてでも安心！無料の「Free Tier」
AWSは初心者向けに「Free Tier」と呼ばれる無料利用枠を提供しています。例えば、Amazon S3のストレージを5GBまで無料で使えるなど、小規模なプロジェクトであれば費用が発生せずに利用可能です。
– 追記 –
業務で初めてAWSのサービスを使った時、何ができる画面なのか分からず戸惑いましたが、無料かつ自分の環境で色々と試せるのは、非常にありがたかったです。
本を読むより、実際に触った方が覚えられる方は、ぜひやってみてください！
私は、どの画面がデータや設定にどんな影響があって、注意して操作すべきものはどれなのか覚えるために使いました！
まとめ
AWSは、初めての方でも分かりやすく、必要に応じて使い方を学べる豊富なドキュメントやチュートリアルがあります。最初は難しく感じるかもしれませんが、使い始めてみると、その便利さが実感できるはずです。
ぜひAWSを活用して、プロジェクトやビジネスにクラウドの力を取り入れてみましょう！
